明るく楽しいメロディが特徴的な聖者の行進ですが、アメリカで黒人葬儀の一部に使われていたのが始まりらしいです。そんな聖者の行進をソロギターはベース音が動き、伴奏は小刻みなコード弾きを中心に作ってみました。ギター初心者には、少し難易度が高いかと思われます。

聖者の行進(ソロギター)

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聖者の行進1番(ソロギター8小節)
聖者の行進1番(ソロギター8小節)の譜面

メロディとベースの分離

メロディとベース音の弾き始めは、常に同時で弾いた方がリズムも取り易いはずです。しかし、このソロギターではメロディとベース音を、分けて弾く小節が多いので、最初はリズムが崩れてしまうでしょう。先ずは自分のテンポでメロディとベース音の、弾くタイミングを計ってください。

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聖者の行進2番(ソロギター8小節)
聖者の行進2番(ソロギター8小節)の譜面

7小節目のフィンガリング

今度も同じ聖者の行進ですが、弾く音を増やした2番です。特に難しいフィンガリングが7小節目で、1・2弦の1フレットを人差し指の根本で押さえる、セーハの押弦が必要になります。更にはその直後、全ての音を消す必要も出てきます。残響音が出ないように注意しましょう。

聖者の行進(伴奏)

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聖者の行進1番(伴奏8小節)
聖者の行進1番(伴奏8小節)の譜面

スカのリズム

この伴奏は全体的に8分音符の裏にアクセントを置き、それを小刻みに弾き繰り返しています。こういったリズムはスカというジャンルの曲でよく使われます。ベース音以外を短くカットして弾きますが、押弦している指だけでなく、弦を弾く方の指でも音をカットしてやりましょう。

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聖者の行進2番(伴奏8小節)
聖者の行進2番(伴奏8小節)の譜面

バレーコードにも慣れる

2番も同じスカのリズムで伴奏をしていますが、人差し指で複数の弦を押さえる、バレーコードの押弦をしている小節が多いです。初心者のうちはバレーコードを敬遠してしまいがちですが、使えるようになれば演奏スタイルにも幅が生まれるので、少しずつバレーコードも使えるようにしましょう。

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このページのまとめ
  • メロディとベース音を分けて弾く事もある。
  • スカのリズムは小刻みに。
  • バレーコードにも少しずつ慣れる。