弦を押さえる事を音楽用語で押弦(おうげん)と言いますが、その押弦は人差し指・中指・薬指・小指の4本の指です。これら4本の指についての基本的な事と、押弦のポイントについて見ていきましょう。押弦をしている最中の親指も、重要な役割を担っているので知っておいてください。

押弦の記号

押弦の数字記号
押弦の数字記号の画像

押弦の記号が数字

初心者用の譜面では、どの指で押弦をするかを表記しています。画像の示す通り1は人差し指、2は中指、3は薬指、4が小指という具合です。数字による押弦記号は、古くから使用されています。

押弦の文字記号
押弦の文字記号の画像

押弦の記号が頭文字

最近の譜面では人・中・薬・小というように、指の頭文字で表記している事も多いです。こちらの方がタブ譜面の数字と混同する事もないので、このサイトでも押弦の指示は頭文字を使用しています。

押弦の指示がある小節
押弦の指示がある小節画像

押弦の指示について

先ずは指示の通りの押弦をしてみるのが無難です。しかし、人によっては押弦の指示以外の指が押さえ易い、という事も十分に考えられます。そういう場合は、無理に押弦の指示に従わずとも良いです。

押弦のポイント

2弦2フレットの押弦
2弦2フレットの押弦画像

押弦は真上から

上記画像は2弦2フレットを中指で押弦しています。この時に中指は3弦や1弦の、隣の弦に触れないように気をつけてください。そうするには、指を立てて真上から押弦するというのがポイントで、これを押弦の基本の1つとして覚えておきましょう。

深爪にも注意

弦を押さえる指の爪は短く切って整えておく、というのが基本です。しかし、深爪にし過ぎると逆に押弦し辛くもなり、痛くなる事があるので注意しましょう。

6弦3フレットの押弦
6弦3フレットの押弦画像

押弦はフレットの直近

今度の画像は6弦3フレットを人差し指で押弦していますが、人差し指はフレットの直ぐ近くを押弦しているのが分かり、これも押弦の基本の1つです。押弦がフレットの真上に重なってしまうと、正確な音が出せない場合もあるので気をつけましょう。

押弦の基本から外れる

押弦がフレットから離れすぎてしまう、というのも良くない事です。しかし手の大きさや難しいフレーズによっては、フレットの直近を押弦するのが無理な場合も多々あり、そういう時は押弦の基本から外れるのは仕方ないことです。そういう場合は、綺麗な音が出せていれば問題なしと割り切りましょう。

人差し指のセーハ(バレー)
人差し指のセーハ(バレー)の画像

セーハ(バレー)は必須スキル

同じフレットの弦を指一本で押弦してしまう事を、セーハやバレーと言います。セーハは相応の握力も必要で、綺麗な音を出すのが難しい押弦ですが、ギターを弾く上では必須スキルです。セーハをする指は人差し指が圧倒的に多いですが、その他の指でもセーハする機会はあるでしょう。

セーハのコツ

セーハで上手く押弦できない場合は、上記画像にも矢印があるよう、少しヘッド側の方向へ力を入れるようにしてみましょう。指の正面でのセーハではなく、指の側面寄りでのセーハという感じです。

ネックと親指

ネックを握りしめる親指
ネックを握りしめる親指の画像

親指でネックを握り締める

親指でネックを握り締めてしまうと、残りの人差し指・中指・薬指・小指での押弦を最大限に活かす事が出来ません。こういうフィンガリングが効果的な場合もあるのですが、これを基本的な親指の使い方とするのは避けた方が良いです。

ロックスタイル

親指でネックを握り締めるフィンガリングを、ロックスタイルと言います。

ネックに親指を立てる
ネックに親指を立てる画像

親指はネックに立てる

今度は親指をネックに立てて支えており、これを親指の使い方の基本と考えてください。初心者の内は親指でネックを支えながらの演奏は安定しませんが、これを続ける事により、指を大きく広げられ速く動かす事も可能にしてくれます。

クラシックスタイル

親指をネックに立てるフィンガリングを、クラシックスタイルと言います。

記事終了
このページのまとめ
  • 押弦の指示は絶対的なものではない。
  • 押弦は真上から出来るだけフレットの直近。
  • 親指はネックに立てて支えるのが基本。